NHK『こんなこいるかな』全12キャラ徹底解説!声優の真相と現在の魅力
1986年からNHKの幼児向け番組『おかあさんといっしょ』内で放送され、爆発的なブームを巻き起こしたショートアニメ『こんなこいるかな』。個性豊かすぎる12人のキャラクターたちが繰り広げる日常は、当時の子どもたちの心を掴み、昭和から平成、そして令和の時代へと語り継がれてきました。
放送から40年近くが経過した現在でも、レトロブームや子育て世代のノスタルジーと相まって、カプセルトイや復刻グッズ、新装版絵本などで再び脚光を浴びています。子どもの頃に夢中になったあのキャラクターたちの詳しい設定や、知る人ぞ知る声優のキャスティングの秘密を深掘りします。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:登場キャラクターは全12人で、子どもの短所や癖を否定せず愛らしい個性として描いた画期的な作品。
- 要点2:アニメ版のナレーションおよび全12キャラクターの声を名優・玄田哲章が1人で担当していた。
- 要点3:作者・有賀忍が込めた教育的メッセージが再評価され、現在も復刻絵本や最新グッズとして親しまれている。
【全12人一覧】『こんなこいるかな』個性豊かなキャラクター性格まとめ
『こんなこいるかな』に登場するキャラクターは、誰もが子どもの頃に経験する「ちょっと困った性格」や「特徴的な行動パターン」をモチーフに生み出されました。それぞれの性格や特徴を一覧で紹介します。
1. いやだいやだの やだもん
本作の看板キャラクター。何をするにも「いやだいやだ」と自己主張を繰り返す男の子。だだをこねてわがままばかり言っていると、体が風船のようにどんどん膨らみ、最後には空へ飛んでいってしまうユニークなお仕置き展開が定番でした。
2. こわがりやの ぶるる
暗いところやオバケ、大きな音が大の苦手で、いつもブルブルと震えている怖がり屋。臆病ですが非常に心優しく、友達思いな一面を持っています。
3. いたずらっこの たっぴ
ペンギンのような姿をした、いたずら大好きな男の子。友達を驚かせたり悪巧みをしたりするのが得意ですが、最後には自分の仕掛けたトラップに引っかかって痛い目を見る憎めない存在です。
4. わすれんぼうの ぽっけ
お腹の大きなポケットがトレードマークのカンガルー風キャラクター。大事なものを何でもポケットにしまい込みますが、入れたこと自体をすぐに忘れて大騒ぎします。
5. くいしんぼうの もぐもぐ
食べることが生きがいで、いつも何かを口にしている食いしん坊。大きなお腹と丸っこい体型が愛らしく、食べ物の匂いには誰よりも敏感です。
6. ちらかしやの ぽいっと
使ったおもちゃや脱いだ服を片付けず、何でもポイポイと投げ散らかしてしまう男の子。部屋が足の踏み場もなくなり、自分が埋もれてしまうこともあります。
7. あわてんぼうの せかせか
いつも何かに追われるように急いでいるせっかちな性格。落ち着いて行動することが苦手なため、靴を左右逆に履いたり転んだりと、あわてて失敗を繰り返します。
8. いつもげんきな がんがん
怪獣のような角が生えた元気いっぱいの男の子。エネルギーに満ちあふれ、少々のことではへこたれませんが、張り切りすぎて周囲を巻き込む豪快さがあります。
9. あたまのいい ぴかっと
電球のような頭の形をした知性派。困ったことが起きると頭の先を光らせて名案をひらめき、友達のピンチをスマートに解決します。
10. のんびりやの ぽてと
マイペースを絵に描いたような性格で、動きも話し方もゆったり。周囲が慌てていても動じず、独自のペースを貫く癒やし系キャラクターです。
11. しりたがりやの なあに
大きな耳が特徴で、何に対しても「なあに?」「どうして?」と質問を投げかける知的好奇心旺盛な男の子。大人が困るような質問を連発します。
12. わらいんぼうの ぴょんぴょん
ウサギのような長い耳を持ち、楽しいことがあるとピョンピョン跳びはねて笑い転げる女の子。屈託のない笑顔で周囲を明るくするムードメーカーです。
【声優の真相】全12キャラを1人で怪演!名優・玄田哲章の圧倒的な演技力
『こんなこいるかな』のアニメ版において、視聴者を驚かせる最大の事実が声優のキャスティングです。なんと、やだもんやぶるるをはじめとする全12人のキャラクターの台詞、さらにはナレーションに至るまで、すべて声優の玄田哲章(げんだ てっしょう)氏が1人で演じ分けていました。
玄田哲章氏といえば、アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えや『クレヨンしんちゃん』のアクション仮面、『トランスフォーマー』のオプティマスプライム(コンボイ)役などで知られる日本屈指の重厚なバリトンボイスの持ち主です。その玄田氏が、愛らしい幼児たちの泣き声や笑い声、駄々をこねる甲高い声まで変幻自在に演じ分けていた事実は、大人になってから知って衝撃を受けるファンが後を絶ちません。
1人語り芝居のようなスタイルでありながら、キャラクター同士の掛け合いが極めて自然に成立していた背景には、玄田氏の卓越した演技技術と表現の引き出しの多さがありました。
【誕生秘話】作者・有賀忍が作品に込めた「短所の肯定」という教育論
本作の生みの親である絵本作家・キャラクターデザイナーの有賀忍(ありが しのぶ)氏は、当時の幼児教育において極めて先進的なメッセージを作品に込めていました。それは「短所を無理に直そうとするのではなく、子どもの個性として丸ごと認める」という視点です。
昭和後期のしつけ絵本は「わがままを言うと悪い子になる」「好き嫌いをしてはいけない」といった教訓的な内容が主流でした。しかし『こんなこいるかな』では、嫌がるやだもんも、怖がるぶるるも、散らかすぽいっとも、誰一人として頭ごなしに否定されたり怒られたりしません。
「こんな子、いるよね」と受け止める作品のスタンスは、当時の親たちの肩の荷を下ろすとともに、子どもたち自身に「自分はこのままで愛されている」という自己肯定感を与えました。この温かいまなざしこそが、時代が変わっても色あせないロングセラーの根幹となっています。
【社会現象の軌跡】『おかあさんといっしょ』から累計数千万部の絵本へ
1986年4月に『おかあさんといっしょ』のショートアニメ枠で放送がスタートすると、シンプルで洗練されたシルエットと鮮やかな色彩が子どもたちの目を釘付けにしました。放送直後から反響は凄まじく、NHK出版や講談社から発売された関連絵本シリーズは累計数千万部を突破するメガヒットを記録します。
当時の幼児向けグッズ市場でも主役に躍り出ました。文房具、食器、衣類、知育玩具など多岐にわたる商品展開が行われ、街の幼稚園や保育園には必ず『こんなこいるかな』のグッズがあふれていたほどです。アニメの放映終了後も絵本は長年重版され続け、親から子へと読み継がれる定番コンテンツとして定着しました。
【2026年現在の展開】カプセルトイや復刻グッズで再燃する人気の理由
現在、『こんなこいるかな』は当時の放送を見て育った30代〜40代の親世代を中心に、強力なリバイバル人気を獲得しています。近年のレトロカルチャーブームも追い風となり、昭和・平成初期のデザインが「エモくて可愛い」とZ世代の間でも再評価が進んでいます。
バンダイをはじめとする大手トイメーカーからは、やだもんやぶるるを精巧に立体化したカプセルトイ(めじるしアクセサリーやミニフィギュア)が定期的にリリースされ、発売と同時に完売する売り場が続出しています。さらに、人気アパレルブランドとのコラボレーションTシャツや、雑貨店でのポップアップコーナー展開、新装版のハードカバー絵本など、幅広いチャネルでファンを楽しませています。
幼少期の懐かしさに浸るだけでなく、自分が親となって我が子に絵本を読み聞かせる家庭が増えており、2世代にわたるファンコミュニティが形成されています。
【こんなこいるかな キャラクター】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『こんなこいるかな』のキャラクターは全部で何人いますか?
A1:全部で12人です。代表的な「やだもん」「ぶるる」「たっぴ」「ぽっけ」「もぐもぐ」「ぽいっと」「せかせか」「がんがん」「ぴかっと」「ぽてと」「なあに」「ぴょんぴょん」がいます。
Q2:アニメの声優が1人だけだったというのは本当ですか?
A2:本当です。ナレーションおよび全12キャラクターのセリフを、すべて声優の玄田哲章氏が単独で担当していました。
Q3:現在でも絵本やキャラクターグッズを購入できますか?
A3:購入可能です。絵本は新装版や電子書籍として書店・通販で流通しているほか、カプセルトイ(ガチャガチャ)や各種雑貨メーカーから定期的に復刻・新作グッズが発売されています。
まとめ:時代を超えて愛され続ける『こんなこいるかな』の普遍的な魅力
『こんなこいるかな』が40年近くにわたり支持され続ける理由は、単なるノスタルジーにとどまりません。12人のキャラクターが持つ欠点や癖をまるごと包み込む温かい世界観と、玄田哲章氏による見事な声の表現、そして有賀忍氏の卓越したデザイン性が完璧に融合していたからです。
どんな性格であっても「みんな違って、みんないい」。そんな普遍的なメッセージを持つ『こんなこいるかな』は、これからも世代の枠を超え、子どもたちと大人の心をやさしく照らし続けていくはずです。 (出典: こんな こ いる かな キャラクター(Yahoo!ニュース))